次のページをめくる手がとまらない。
そんな日々が続いていて、
改めてこの人生は私好みの小説、と思う。

最終回がわからないから
いいんじゃないか!!
主人公が叫んでいた、
さっきお風呂に入りながら
観たクドカン最新ドラマの中で。
最終回を設定してから
逆算で第一話を書きたいんだ俺は!と
叫んだ脚本家役へのアンサーとして。

伏線を最後に一つ残らず回収して
プラスアルファものっけて
大満足の最終回を描いて完璧の仕事がしたい
と、脚本家。
うんうん、確かにそれもわかる、
けど
振り返ってみれば
作家としてのわたしの執筆スタイルも
最終回を決めずに書いていくタイプで、
これまた別にそう決めているわけでもなくて
言葉をあえて選ばずに言うなら、

なんとなく..
そうなった...

作家としては
まぁ
それが良くないって場合もあるとは思うw

でも、
好きなんだよね。
人生も小説も、
最終地点がわからないままに
主人公の心情とともに
走っていく過程が。面白いじゃない?

空とシュウだって、そう。
離れることができないこの二人の間に
あるものは一体何??って
答えが知りたいから描き始めて、
ずっと書いて書いて書いていって
で、最終回を書きながら
自分からスラスラと出てくる文章に
へーなるほど、それが答えなのかって
もう一人の自分が
ほー!!って思って泣いていた。

ーーーと、
言いつつ、
やっぱり所々に
自分が納得がいく「結末」を
用意してしまおうとはする。
矛盾しているようだけど、
黒白つけて
モヤモヤグレーを
排除する癖はすごく強い。

ここまではメタファーで
ここからはプライベートな話。